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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業採択団体一覧

調査研究開発

事業名 団体名 団体所在地 事業の概要
草原環境の保全のための野生動植物のモニタリング調査 NPO法人生物多様性研究所あーすわーむ 長野県 森林化におよびシカの採食圧により、環境の維持が危ぶまれている偽高山帯に位置する草原において、その維持のために、生息する草原性の動植物の調査を行い、当該地の保全に向けてデータの蓄積を行う。
ヤクタネゴヨウの調査研究と成果発表シンポジウム開催 屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊 鹿児島県 絶滅危惧種の五葉松。ヤクタネゴヨウの自生地での全木調査を行い、これまで二千本の正確な位置と個体データを把握した。2017年にはすべての調査を終え、民・官・学の協働で取り組まれた成果発表のシンポジウムを開催する。
植物標本管理のためのプラットフォーム形成事業 公益財団法人高知県牧野植物園 高知県 ミャンマー連邦共和国においてこれまで収集された葉標本について①鑑定をし、②データベース化するとともに③これらを現地標本文庫スタッフと協働で実施することにより専門員を養成し④葉標本管理のためのプラットフォームをミャンマーに形成する。
洞爺湖ウチダザリガニ捕獲調査活動 洞爺湖生物多様性保全協議会 北海道 当協議会では平成19年度より継続して特定外来生物のウチダザリガニについて、酪農学園大学と連携し生態調査のほか、捕獲圧をかけることにより個体の爆発的増殖を抑制し、体験事業やチラシを配布し環境学習普及啓発を推進する事業である。
芦生研究林内保存木の着生植物群集の保全生物学的研究 京都大学・神戸大学 林冠生態学研究チーム 京都府 芦生研究林内に保存木として保護されている巨木には、多くの着生植物(樹上で生育する植物)が生育している。巨木の生物学的な保全意義を再評価するために、木登り技術を用いて、地上からは確認できない巨木の梢端や樹冠の隅々まで、着生植物群集のインベントリ調査を行う。
稀少種カワツルモを指標とし潟湖・龍神池の再生事業 NPO法人おおいた環境保全フォーラム 大分県 絶滅危惧種カワツルモやオオウナギが生息する特異な自然環境を形成する龍神池は、急激に環境悪化が進行し脆弱な汽水生態系の保全対策が危急の課題である。課題解決のため以下の事業を実施する。①継続的な水環境調査及び生物、植生調査。②調査結果の分析評価と保全施策の検討、策定。
富士山の保護上重要な野生植物の生態と分布調査 (3年度目) 富士山自然誌研究会 静岡県 富士山麓に自生する稀少・貴重種の野生植物の文献・資料・現地調査をとおして、生育の現伏、生育環境、分布状況等の基礎資料を整備し、富士山の稀少・貴重な野生植物の将来にわたる保護・保全指針を作成する。
東日本大震災被災地での6年の社叢調査研究のまとめ 特定非営利活動法人社叢学会 京都府 震災直後から実施した被災地社叢調査は、延べ200か所以上におよぶ。本事業はこの調査研究の集大成を行い、この成果を広く全国、世界に情報発信することを目的とする。
調査研究開発 合計 8件

活動・行催事

事業名 団体名 団体所在地 事業の概要
日韓バイカモ保全国際交流サミット 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 静岡県 日韓両国で希少植物バイカモの保全活動に取り組む市民団体が参集し、相互の保全対策や課題解決の手法を情報交換する「日韓バイカモ保全国際交流サミット」を、バイカモを再生させた三島市で開催し、環境技術を学ぶ。
自治医科大学とちぎ子ども医療センター園芸緑化活動 自治医科大学とちぎ子ども医療センター花咲jii 栃木県 「とちぎ子ども医療センター」は栃木県下野市に位置し、子どもの難病に対する医療施設として県内最大の病院です。スタートからこの10年で地域市民、障害者団体、地域団体のボランティア組織に成長し、病院周囲や駅前広場の園芸活動を行っています。
大阪市立大学国際学術シンポジウム「人と植物の共生」 公立大学法人大阪市立大学(シンポジウム実行委員会) 大阪府 大阪は緑被率が極めて低い大都市である。人の健康や防災に欠かせない都市緑化は、大阪市にとって特に重要な課題といえる。本事業では、国内外の専門家を招いて公開の講演会およびワークショップを開催し、都市の未来を「人と植物の共生」の視点から考察する。
生物多様性保存型里山ビオトープの形成に関する事業 NPO法人自然環境ネットワーク・射水市ビオトープ協会 富山県 原生的な自然は少ないが、里山的自然が多く残る射水市において生物多様性・生態系の理念を啓発し、地域在来の動植物の保存を図るとともに過疎化や老齢化の進行による里山衰退を防ぎ地域の活性化を図る。
生駒市西畑町の棚田・里山の再生と創造 いこま棚田クラブ 奈良県 農村の高齢化などにより荒廃が進んでいる棚田・里山を景観整備、援農、自然体験会などで棚田・里山の再生と新しい活用で活気ある棚田・里山にしたい。
かのこ里山村・里山資源活用プロジェクト かのこ里山村 兵庫県 過去2年、貴協会の助成をいただき里山イベントを開催し、活動環境を整備してきた。3年間の総括として、里山の資源(薪や竹材)を活用して暮しに取り入れることを学ぶセミナーを開催して、知識や技術を身につける。3年間の活動の成果を広報するリーフレットを発行する。
小学校を拠点とした地域における環境保全と環境教育 奈良市立鶴舞小学校「鶴舞エコロジカルネットワークの会」 奈良県 地域の秋篠川と大渕池公園には、多くの生き物が生息しているが、年々観察できる生物が少なくなってきている。本事業は、地域の生物多様性維持のため、学校の森や池をエコロジカルネットワークとして活用し、環境保全と環境教育を行う。
気仙沼周辺の在来植生・海岸植物の市民調査と保全活動 特定非営利活動法人山の自然学クラブ 東京都 過去の調査で確認した希少種を含む植物の保全や自然再生に活用するため、植物群落の状況や人為の影響について市民参加による継続的な調査・観察会を行う。調査結果から、保護・採取活動等を計画し実施する。
創意工夫を活かした健康づくりの森と憩いの森事業 刈又池周辺森林整備研究会 広島県 地域の里山が年々荒廃する中、不審者や不法投棄ごみが増え、周辺からの苦情で有志に声掛けし、ボランティア組織を立ち上げ里山ため池の景観を活かし、健康づくりの森や憩いの森づくりで里山の環境改善に取り組む。
「花と緑でまちを元気に」の活動 特定非営利活動法人メリーポピンズの会 兵庫県 花と緑を仲立ちに、他のボランティア、地域団体、教育や福祉の施設などと、互いに普段着のままで持つ強みを持ち寄ってイベントなどの活動を可能にし、高齢化や共稼ぎの増加などで静かになったまちを元気にする。
「帯広の森」づくり活動 美幌報徳会 北海道 帯広市の街を取り囲む形で作り上げた(43年前から市民による植樹で)「帯広の森」約400haの一部、4haを私たちが主体となって、開拓される以前の森をイメージして、植樹された樹木を大切にしつつ、郷土樹種を主体とした森へ導く(人工林から天然生林)活動を行っている。
生徒と地域が創る理想のバラ園地域連携事業 東京都立園芸高等学校バラ園協議会 東京都 生徒と地域のボランティアによる200品種600株の学校バラ園の協働作業を軸に、バラ園芸の普及・啓蒙活動を行って地域に貢献するとともに、今後の教育に求められる地域連携の教育的効果を検討する。このバラ園で「自然と生徒と地域」が共に成長する、地域連携教育事業のモデルとして提唱したい。
四国における特定外来生物ソウシチョウの防除 四国自然史科学研究センター 高知県 四国の貴重な原生林の森林生態系に、特定外来生物のソウシチョウが定着することを防除し、生物多様性を保全することを目的として本活動を実施する。活動は、卵とヒナの除去及び分布状況のモニタリングを実施する。
東北被災地障がい者施設の花・果樹苗プロジェクト 災害対策ボランティアネットワーク 千葉県 東北福島に適した花と果樹を選抜、特に大好評の果樹苗木を施設利用者さんと一緒に植え、アスファルト敷きの施設では鉢等を使用、花と緑が絶える事ない環境を工夫し、花と緑を増やし復興前の姿に近づけたい。
またぎの自然と共生する知恵を学ぶ NPO法人白神自然学校一ツ森校 青森県 白神山地は、今、異常気象の影響をまともに受けています。特に日本海の海水温の上昇からか、雨の降りかたがゲリラ降雨だったり、冬は逆に降雪量が少なかったりしています。また、全国的にもツキノワグマが増えています。白神山地と共生しきた、またぎは今まで、そういう自然とどう向き合ってきたのか。またぎと山に入り、自然の中で生きてきた知恵を実践で学ぶ機会を通して、自然の大切さや、自分達のライフスタイルの中に自然を大切にする心を学ぶ機会をつくりたいと考えます。
自然の恵みを体感する森林教室 特定非営利活動法人吉里吉里国 岩手県 岩手県大槌町吉里吉里地区において、持続できる街の再生と長期間にわたり放置されてきた里山人工林の環境回復・保全を目的とし、当地域における次世代への伝統文化の継承と次世代の林業の担い手となる子ども達に「自然の恵みを授かる術を身につける」ための森林教室を開催する。
首里城公園に椿を植樹する取り組み 沖縄椿協会 沖縄県 琉球王朝のころから沖縄を代表する花木の一つとして愛顧の対象であった椿を、琉球・沖縄の象徴である「首里城公園」に首里の人達が協力して植樹し育成する取り組みを進める。
植物園シンポジウム「江戸時代の妙薬と薬草」 公益社団法人日本植物園協会 東京都 全国の植物園がふるさとの植物を守る活動を行う中、江戸時代の薬草をテーマに歴史と文化を解説し、植物園が取り組む事業を紹介することで、今後の薬草保全と文化の継承を市民に伝え、共に考える。
地域とともにつくる「エゾカンゾウのまち・霧多布」 認定特定非営利活動法人霧多布湿原ナショナルトラスト 北海道 霧多布湿原のシンボル的な花であるエゾカンゾウの植栽を行う。地域の子供たちとともに植栽を行うことで、湿原の花に親しみ、この町の自然環境を知る機会をつくる。住民主体の湿原の保全を進め、その担い手の育成を目指す。
鹿ノ台周辺緑地整備と里山の自然を楽しむ活動 ECOKA委員会 奈良県 以前はジャングル状態であった周辺緑地の草刈り、枝打ち、間伐を行う。整備されたところへ花木の植樹、遊歩道、杉丸太階段の設置など維持管理を実施、地域住民が里山的な自然を楽しめる緑地空間に修景する。
伊吹の薬草復活プロジェクト 伊吹くらしのやくそう倶楽部 滋賀県 千年以上の歴史ある伊吹山の薬草は現在も全国的に大きなブランドとなっているが、地元では忘れられた存在となっている。これを復活させ、薬草栽培を地域のビジネスとして再構築していく。平成28年度に花博記念協会助成金交付により活動中。
“森と遊ぼう”東北っ子と犬山っ子の自然交流 特定非営利活動法人犬山市民活動支援センターの会 愛知県 愛知県には東日本大震災で避難されている人が450世帯13,000人います。その人たちに自然豊かな犬山で犬山の子どもたちと一泊二日活動を通して交流してもらう。
地域で親子が生物多様性を体系的に学ぶ体験的環境学習 つくし野ビオトーププロジェクト 東京都 「命」をキーワードに、年間プログラムで、身の回りの環境や作物づくりを通して、自然との共生を体験的環境学習として学ぶ。参加者は3歳児から小学校中学校までの子どもと親が中心。地域住民主催で11年目の活動を継続・実施中。
オープンフォレスト in 松戸 オープンフォレスト in 松戸実行委員会 千葉県 森の所有者の想いとボランティアの汗とにより守られている森があります。市民の皆さんにふだん入ることのできない民有林を公開して森の風、光、声、香りを感じていただき、都市部に残された貴重な森を未来の子どもたちに引き継ぐために、何ができるかを考えるきっかけとなることを願って開催しています。
オープンガーデンマップを活かした花のまちづくり事業 さやまっちガーデナー 埼玉県 個人の庭の花の見どころや見学情報を集め、オープンガーデンマップとして発行する。また、それを通して市民が誇れる花と緑のまちづくりにつなげるとともに「潤いとやすらぎ」を与え、地或コミュニティーの活性化を図る。
日韓中植物バイオテクノロジー三国間合同シンポジウム 一般社団法人日本植物細胞分子生物学会 東京都 日本・韓国・中国の植物バイオテクノロジー関係学会が共同主催し、植物組織培養技術や分子生物学・細胞工学をどのように持続可能な社会の構築に役立てるかについて議論し、アジアでの社会貢献のため連携を強化する。
園芸文化をみんなで守ろうセミナー~変化朝顔~ 公益社団法人園芸文化協会 東京都 日本の園芸文化や伝統植物について、その知識や技術を広く一般に広め。後世につなぐことを目的に、園芸、植物、造園、愛好各団体が連携し、変化朝顔をテーマにした合同セミナーを開催する。
活動・行催事 合計 27件
総合計 35件