スキップして本文へ

花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人吉里吉里国〔岩手県〕
事業名 自然の恵みを体感する森林教室
事業の実施場所 岩手県大槌町吉里吉里地区山林
事業の実施期間 今回計画:平成29年5月~平成29年12月
事業の概要 岩手県大槌町吉里吉里地区において、持続できる街の再生と長期間にわたり放置されてきた里山人工林の環境回復・保全を目的とし、当地域における次世代への伝統文化の継承と次世代の林業の担い手となる子ども達に「自然の恵みを授かる術を身につける」ための森林教室を開催する。
成果の要約

この森林教室に参加した小中学生たちは、以下の事を学びました。

  1. 故郷の自然の中で、自然と触れあい、自然を身近に感じる体験をしました。
  2. その体験を通して、故郷の自然の美しさ、厳しさ、素晴らしさを学びました。
  3. 森林を身近なものに感じると同時に、故郷の自然に興味を感じることができるようになりました。
  4. 自然と人間、自然と動物や昆虫、森と海など、すべての地球の自然と生物は、密接な関係をもっていることを学びました。
  5. そこから、自然を大切にすることは、人間、動物、昆虫、海の生物などすべてを大切にすることだと言う事が理解できました。
  6. 大槌の森林では、熊や鹿もいます。自然は、人間だけのものではなくて、森に住む動物たちの住処でもあるということも理解できました。
  7. 津波で倒れた木々を見て、この木々が元の姿に戻るには、数十年の歳月がかかる事を知り、一度破壊された自然が回復するには、長い時間が必要な事を知りました。
  8. 三陸沿岸の特有な地形を見て、自然を育む森林の役割について学ぶことで、自然を守ることが自分の生活に密接していることを知りました。
  9. 故郷の自然の素晴らしさを知ることで、故郷に誇りを感じ「この街で暮らしたい」と思う心を育くみ、この活動が、大槌町の人口減少の歯止めの一助になって行きます。