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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 一般社団法人日本植物細胞分子生物学会〔東京都〕
事業名 日韓中植物バイオテクノロジー三国間合同シンポジウム
事業の実施場所 埼玉県さいたま市大宮ソニックシティ
事業の実施期間 今回計画:平成29年8月29月
事業の概要 日本・韓国・中国の植物バイオテクノロジー関係学会が共同主催し、植物組織培養技術や分子生物学・細胞工学をどのように持続可能な社会の構築に役立てるかについて議論し、アジアでの社会貢献のため連携を強化する。
成果の要約

日本植物細胞分子生物学会(JSPCMB)、韓国植物バイオテクノロジー学会(KSPB)、中国植物科学会(CSPB)においてそれぞれ中心的な役割を担い、最先端の植物科学研究を行っている研究者が会することによって、各国における植物科学研究分野における最重要課題は何か、植物科学研究がアジア地域における持続可能な社会構築にどのように寄与ができるのかについて問題点の洗い出し、今後の技術連携の可能性について意見交換を行うことができた。これにより、各国の研究者がよりグローバルな視点で研究課題を設定し、かつ、アジア諸国の中では先進的な技術をもつ三国の研究者が必要に応じて連携して問題解決に取り組む仕組みづくりに貢献したものと考える。このような三国間の連携をさらに強化していくことを目的として、2018年に韓国において「第3回バイオテクノロジー三国間合同シンポジウム」を開催することで意見が一致した。

また、本事業「日韓中植物バイオテクノロジー−三国間合同シンポジウム」は第35回日本植物細胞分子生物学会年会の会期中に同場所で行った。これにより、多くの日本人学会員に対してインターナショナルな会合に参加し視野を広げる機会を提供するとともに、例年よりも多くの留学生が日本植物細胞分子生物学会年会に参加する形となった。これにより本事業は、よりグローバルな視野を持つ若手研究者の育成にも大きく貢献した。