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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人山の自然学クラブ〔東京都〕
事業名 気仙沼周辺の在来植生・海岸植物の市民調査と保全活動
事業の実施場所 宮城県気仙沼市
事業の実施期間 今回計画:平成29年4月~平成30年2月
(全体計画:平成28年4月~平成31年3月)
事業の概要 過去の調査で確認した希少種を含む植物の保全や自然再生に活用するため、植物群落の状況や人為の影響について市民参加による継続的な調査・観察会を行う。調査結果から、保護・採取活動等を計画し実施する。
成果の要約

これまでの協働を通じて協力関係のできた地元の特定非営利活動法人・海べの森をつくろう会の担当者やジオパーク協議会の委員、地元高校の教員のみなさんなどと一緒に活動して意識の共有を図り、現地参加者にも参加して頂くなど、地域の環境教育に資するような活動、価値観の共有につながるよう活動した。

数年前に採取した種子から育成した、ハマナス苗木の現地植栽、ハマナデシコの小学校や体験農園等への植栽を実施できた。ハマナデシコは植栽後当年に開花し、近隣の自治会のみなさんを中心に「なでしこ祭り」(夏祭り)の開催につながった。

地元紙の協力も頂き、観察会の成果などを地元紙で紹介して頂くなど、交流人口を広げられたと考えている。

講師を呼んでの観察会・調査体験・植物等の採取体験活動 4回

  1. 6月3日~4日 森と植物の観察会 講師:石井誠治
  2. 6月28日 気仙沼市 小泉小学校にてハマナデシコの植栽 講師:鈴木玲
  3. 9月16日,18日 地質と化石の観察会 サンプル採取 講師:鎌田耕太郎
  4. 10月8日~10日 樹木の観察会 および種子採取 講師:中村華子

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