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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島〔静岡県〕
事業名 日韓バイカモ保全国際交流サミット
事業の実施場所 静岡県三島市
事業の実施期間 今回計画:平成29年4月~平成30年2月
事業の概要 日韓両国で希少植物バイカモの保全活動に取り組む市民団体が参集し、相互の保全対策や課題解決の手法を情報交換する「日韓バイカモ保全国際交流サミット」を、バイカモを再生させた三島市で開催し、環境技術を学ぶ。
成果の要約

今回、当会が開催したサミットに参加した二ヶ国・四地域に共通する最大の問題は、「昔からいる地元の人間の無理解」で、例えば韓国では火力及び潮力発電所の建設阻止運動などによって環境に対する市民意識は従来に比べて高まっているものの、そうした保全活動は「最もカネにならない」ものであり、「一番後回しに考える問題」という地元の農業従事者の思いも依然として残っているとの報告があり、同様に忍野村では棄農地の荒廃がそのまま川の汚染に結びついている点、都留市では川に家庭から出たゴミを投棄する風習が従前から改まっていない点等が報告された。

そうした風潮の中、韓国・江華島では、バイカモと同様に絶滅危惧種であるクロツラヘラサギの繁殖用コロニーを海中に設けるべく、地元の学生を大量動員し、干潮時に石を積み上げ島を造り、モニタリングを継続している事例が紹介された。同様に忍野村では、やはり絶滅危惧種に指定されているホトケドジョウの繁殖池を造成し、5匹からスタートした個体数が現在2,000匹にまで増えた例が、都留市では旧弊に囚われない学生や新規移住者を対象とした清掃活動や勉強会といった地道な活動の継続が持つ効果について、それぞれ報告された。また山形市では用水路に沿った古い町並みを、敢えて昔風情に整備することで新たな観光客を呼び込んでいる事例が紹介された。そして当会は、地域住民の関心を高め、共同作業へといざなう例として、宅地開発が進んでいた三島市内の鱒養殖所を官民一体となった運動によって買取り、バイカモ繁殖地として生まれ変わらせた事例を、実際にその場へ案内することで紹介し、相互に取組事例の情報を共有化した。

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