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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 伊吹くらしのやくそう倶楽部〔滋賀県〕
事業名 伊吹の薬草復活プロジェクト
事業の実施場所 滋賀県米原市小泉1番地 農家民宿・農家レストラン元氣堂
及び小泉地先棚田
事業の実施期間 今回計画:平成29年4月~平成30年3月
事業の概要 千年以上の歴史ある伊吹山の薬草は現在も全国的に大きなブランドとなっているが、地元では忘れられた存在となっている。これを復活させ、薬草栽培を地域のビジネスとして再構築していく。平成28年度に花博記念協会助成金交付により活動中。
成果の要約

当事業の目的である伊吹の薬草ブランドと耕作放棄された棚田の再生を相乗作用で行なう事は開拓の成果があり、16枚の田んぼ、畑が復活した。しかし獣害も年々ひどくなり、「若い人たちが生計を立てられる農業、誇りを持って次世代に伝えられる持続可能な地域」にしていくためにも獣害対策は喫緊の課題であることを再確認し、新手法の獣害対策も試している。

「この地に有って他にはない薬草との古い歴史に最先端の科学知識と再生可能エネルギーも取り入れながら、魅力ある地域を作っていこうとしているものである」という目的を遂行するために、ソーラーシェアリングで榊、薬草栽培をするための事業計画を進め始めた。経産省の申請も終え、現在農地転用の申請に向けての方策を実行中である。今年度中に、採算性を見極めたうえ事業化に進めていきたい。また、栽培した薬草の商品化の一つとしてブランド力のある「伊吹の薬草」を入れた地ビール(クラフトビール)の開発をしが新事業応援ファンドの助成事業としてスタートさせた。開拓、栽培、商品化の流れを作って、当初の目的である薬草復活を実現していく。

薬草講座の継続により、薬草に対する知識や興味が増し、伊吹の薬草に関心を持つ人が少しづつであっても着実に増えてきている。

今年度は、京都新聞、ZTV(滋賀の地域テレビ局)、NHK大津市局、滋賀夕刊、佐川印刷(トヨタ労組の機関紙を制作)等の取材、放映、報道があった。