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花博自然環境助成事業

令和7年度助成事業 成果概要の報告

    
団体名(所在地) 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島〔静岡県〕
事業名 世界・日本の宝「水の山・富士山」の湧水を調べよう!
申請事業の概要 開発行為の増加による湧水の減少や枯渇、水質悪化等の環境問題を抱える富士山麓の湧水地において、その実態調査や湧水地情報の可視化・発信、保全人材の育成を通して、富士山麓の環境監視をより強固なものとするべく、昨年に引き続き未調査箇所を調べ、世界文化遺産に恥じない富士山の環境保全を図る。
事業の実施場所 富士山麓の湧水地(静岡県三島市・沼津市・富士市・富士宮市・裾野市・御殿場市・小山町、山梨県都留市・富士吉田市・忍野村・山中湖村等)
事業の実施期間 令和7年4月 ~ 令和8年2月
成果の要約

① 富士山湧水調査の実施
昨年度の調査箇所と合わせて延べ110箇所の富士山麓の湧水地の実態を把握・モニタリングすることができた。また、調査結果をもとに湧水地情報提供システム「富士山湧水マップ」を更新したことにより、富士山麓の湧水地の最新情報を発信することができるようになった。今年度は湧水調査に一般の方にもご参加いただき、街中や身近なところにも知られていない湧水地があることや、今でも生活用水の一部として活用され地域住民によって大切に維持管理されている湧水地がある一方、枯渇してしまった湧水地・地域に忘れ去られ荒れてしまった湧水地なども存在していること、地域によって水温や硬度、農薬や化学肥料等の浸透による窒素分など水質に違いがあることなどを、調査を通して身をもって体験・学習していただいた。今後、本成果をアピール・情報発信していき、市民による調査人材の育成、富士山麓湧水地の環境監視・保全体制を強化していく。

② 富士山湧水エコツアーの開催

湧水の源泉となる富士山の火口や洞窟・樹海、静岡県内でも代表的な湧水地となる浅間神社の湧玉池や白糸の滝など、富士山の恩恵が生み出す貴重な自然環境を参加者の皆様にご案内し、その特徴や魅力、富士山からの湧水の仕組みだけでなく、オーバーユースやオーバーツーリズムの現状等、環境保全のための課題等を学んでいただいた。また各ツアーでは、パックテストを使った湧水の水質調査も参加者に体験していただき、硬度やpHなどは市販のミネラルウォーターのラベルの記載と比較するなどして幼稚園児や小学生などのお子さんにも数値の意味が分かりやすく、またより身近に感じられるよう工夫した。一部の湧水地では、汲み取った湧水をその場で煮沸し、お茶やコーヒーを淹れて味見していただくことで、富士山からの恩恵を実感していただいた。今後も湧水調査を活用した環境教育をより充実させていきたい。

R7富士山湧水調査(参加者との水質調査①).jpg R7富士山湧水調査(参加者との水質調査②).jpg
R7富士山湧水エコツアー(宝永火口).jpg R7富士山湧水エコツアー(青木ヶ原樹海).jpg