実施成果としては ●地元老人会との協働による花植え活動 ●先進地でのハイレベルかつ具体的な学びとそれを活かしたモニターツアー。10名以下の小さなグループではあったが、都市住民や海外からのお客さんが南阿蘇村を訪れ、 里山のランドスケープを味わってくださった。 ●地域住民対象の勉強会では、ベテランの農業者から地域おこし協力隊員や新規就農者、議員まで幅広い層が集まり、新しい知識(窒素問題)を得た他、コロナで分断されていた交流が生まれた。水俣からの参加者も来て、熊本ならではの課題である「窒素」について専門家から分かりやすいレクチャーを受けた後、活発な議論が繰り広げられた。 ●これまでは田んぼの植生調査が中心だったが、今回は畑や草原、森林、菜園、生垣など「ランドスケープ」を構成するすべての土地利用について調査を実施。 「フロラ調査」という植物の種類を網羅的にあげる調査を行ったところ、阿蘇エリア特有のランドスケープを裏付けるデータが取れたということで、楠本氏が令和7年度に論文を書きたいとの意向を示してくださっている。 ●ランドスケープ農業に関する論文を 「農村計画学会」にて発表。 ●ランドスケープ農業のプロモーションにつかうハガキやパンフレットができた。 ●炭素吸収(固定)をするためのバイオ炭を試験的に農地に入れることができた。 ●炭化機導入 (竹炭や籾殻炭をつくるための機械。 およそ300万円)に向け、実際の導入事例からメリットやデメリットを聞くことができた(主なメリットはJクレジットの可能性、 主なデメリットは籾殻だと軽すぎて散布方法に工夫がいること)

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