令和6年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | 竜ヶ井城山の会〔茨城県〕 |
---|---|
事業名 | 竜ヶ井城跡地域でのヤマザクラ保全と山林整備活動 |
申請事業の概要 | 筑波山の北側山麓にある竜ヶ井城跡周辺は、色々な歴史的遺産を持ち、平将門の乱の舞台でもある。今は荒廃した山道や山林にはヤマザクラなどの樹木が多くあり、人々を楽しませてきた。私たちはヤマザクラの植樹や山林整備活動を通して、こうした古の環境を蘇らせて整備したい。 |
事業の実施場所 | 茨城県桜川市真壁町 |
事業の実施期間 | 令和6年4月 ~ 令和7年2月 |
成果の要約 | 4月21日総会を行った後、毎月2回の定例山林整備活動を実施した。4~6月には、竜ヶ井城跡から百貫石、竜の台に至る登山路の整備と運搬車の通行を妨げる灌木や雑草の除去作業、さらには簡易ベンチの設置作業などを行った。これらの作業より登山路周辺にある既存のヤマザクラなどの保全や登山者の利便性が向上する環境がさらに改善された。猛暑による中断期間の後、10月からは本助成金で購入した刈り払い機などを使用して、竜ヶ井城跡への登山路の出発地点となる旧桃山中学校跡地や竜ヶ井城跡に繁茂する雑草類の刈り払い作業を行った。また、竜ヶ井城跡にも簡易ベンチを設置するとともに筑波山方面の眺望がよくなるよう灌木類の整理作業も行った。 2月に入り、桜川市ヤマザクラ課様から提供されたヤマザクラの苗の準備が整った。まず、植樹場所を決めるために当会会員でもある真壁トライアルランド管理団体の担当者と相談して苗木を植えるのに適した場所の選定を行った。引き続き、当会の活動に協力していただいている方と協同して、苗木を植えるための穴をショベルカーで開削した。苗の植樹作業は2月下旬に行った。これまでに植樹したヤマザクラの苗については継続して状態を見てきたが、大部分の苗は根付き、順調に成長しているが、一部は野生のイノシシにより枯れてしまったものもある。イノシシによる植生の被害は今後の課題となる。 定例山林整備活動後には、活動内容をまとめた会報「竜ヶ井城山の会つうしん」を作成し、会員及び当会の活動に賛同していただいている関係各位に郵送している。また、会報はホームページに掲載するとともに、SNS(X)でも随時情報発信している。 会報「竜ヶ井城山の会つうしん」には、「国際花と緑の博覧会記念協会の助成金を受けて活動している」旨の文章を記載している。さらに、ホームページにも同様な文章を掲載している。 |