スキップして本文へ

花博自然環境助成事業

令和6年度助成事業 成果概要の報告

    
団体名(所在地) 非営利活動法人のとキリシマツツジの郷〔石川県〕
事業名 日本の宝「のとキリシマツツジ」魅力発信事業
申請事業の概要 奥能登で初夏に深紅の花を咲かせる「のとキリシマツツジ」は、ナショナルコレクションの認定を受けた日本の宝である。島根県松江市で開かれる「温帯地域の花木・観賞樹木に関する国際シンポジウム」に盆栽仕立ての同ツツジと紹介パネル、能登町の小中学校入学式に盆栽を展示することで、この花の魅力を広く発信する。
事業の実施場所 ①松江テルサ(島根県松江市)
②しいのき迎賓館(石川県金沢市)
事業の実施期間 令和6年4月 ~ 令和7年3月
成果の要約

「第5回温帯地域の花木・観賞樹木に関する国際シンポジウム」には世界各国の花木樹に関する研究者をはじめ生産者、苗木業者、市場関係者が約80人参加した。日本植物園協会の専務理事で、約20年にわたって同ツツジの学術調査を行っている倉重祐二氏が、同シンポジウムの一般公開特別講演イベントで、同ツツジに関しても紹介したことで国内外にこの花が広く周知された。期間中に会場の企画展示ブースを訪れる人は少なくなく、参加者の興味の高さが伺えた。

能登町の新小学1年生全員に苗木をプレゼントしたことで、町の将来を担う子供たちのこの花に対する愛着が深まった。震災で人口流出が続く中、郷土愛の醸成にもつながった。

金沢市で「のとキリシマツツジ展」を開催したことで、この花が地震や豪雨にも負けることなく能登で咲いていることが広く伝わった。4月下旬からの開花期には、発災以前の様に多くの観賞者が再び訪れる手ごたえをつかんだ。

06-21-01.jpg
06-21-02.jpg 06-21-03.jpg