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花博自然環境助成事業

令和4年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人LEAF26〔宮城県〕
事業名 「椿の路」で学ぶSDGsと復興植栽支援事業
事業の実施場所 宮城県東松島市・松島町
事業の実施期間 今回計画 :令和4年4月~令和5年3月 (助成対象期間) (全体計画:令和元年4月~令和10年3月)
事業の概要 東松島市の震災復興と心の癒しとなる「椿の路」植栽事業を、自生種のヤブツバキを播種育成し植栽する。青少年団体や小中高学校を中心に、コロナ禍でも進められる体験型の学習と、SDGsの大切さを植栽を通して理解する事業として、地域住民も一緒になって進める。
成果の要約

1,4月24日より、椿の育苗畑の草取りや環境の整備を行ったほか、昨年播種した苗の発芽に合わせた手入れを実施した。植栽後の管理手法は検証試験結果の葛類の侵入防止の宿根除去が必須の判断から、移植予定地の事前踏査と葛根の除去作業を実施した。

2,5月2日には、松島第二小学校での「田中川を題材としたSDGs関連のESD教育支援の打ち合わせを松島町教育委員会と行った。椿の植栽や海岸線での体験学習などを加味した総合環境学習の詳細な行動調整を進めた。6月27日に予備学習調査7月4日に本学習を事故なく無事に終了できた。

3,7月5日より、次年度植栽後の、草刈り作業で苗が損傷しないように、モウソウダケでサバイブポットを試作した。次年度より活用するための準備作業を進めた。

4,7月22日、借用地苗床に測量杭が設置されていた。無断の設置とはいえ、法の解釈から損傷できないことから東松島市に確認。市財政課の回答は、宮城県の復興事業がらみの関西のA企業が杭を設置した。この土地は、二重契約地であったことが判明したので相談したい旨の展開となり、作業全体を一時凍結して対応することになった。

5,二重登記問題の処理が進展しない中、A企業から施行工事進捗に支障があるとの指摘がきているので、解約手続きを早めたいとの要請。契約者甲乙の対応が実現しない異様な事態から、事業の取り扱いを役員会に諮問。当方の事業内容は、A企業進出の前から県や官公庁に説明し理解を得ている事業であり、後援名義も頂いた内容なので当初の目的のとおり事業は進め、完結することを優先するとの結論で一致した。

6,8月15日、代替地を旧借地の東側に決定。しかし、畑を完備する作業費、苗の移植や管理その費用問題の検討時間もないまま、10月13日の返還に同意させられ、震災被害地ゴミの処理、畑の土壌調達等の予算計上はその後も困難とされた。そのた

め、災害ゴミの処理と畑のベース土壌の搬入の対応が無い場合、明け渡さないと通

告した。22日に市で搬入し、その経費等は市が負担することで決着。ただし、その後の土壌調整費、苗の移植作業等の費用保障・補填はなかった。

7,9月11日より、旧苗床からの仮植作業と新苗床の整備作業に集中し、10月11日に完了した。その後、土壌調整等を行い11月1日に移植関連作業を終了した。

8,10月上旬より並行して椿の実を採取、10月23日に播種作業と苗の管理作業を実施した。盛暑の関係から移植苗の一部が枯れた。しかし、海岸線特有の風の影響を考慮しても、概ね想定内の損傷であったので安堵した。

9,12月3日には、新苗床に花を植栽したがコロナの関連で遅れたことと、小学校側も発表会の日程が定まらない状況下であったため、担当者だけの植栽となった。

10,12月23日に、松島町第二小学校のコロナ関連要件も緩和され、次年度担当の後輩3年生を前にして、成果発表と意見交流が実施された。法人として発表会に携わり、生物多様性や自然の豊かさの恩恵を説明した。4年生の発表に対して、3年生から様々な質問が出されたほか、法人の説明に対しても多くの関心が寄せられ、前向きなESD学習となった。

11,花壇のビオラ・パンジーの植栽は、苗床移転問題もあり定植が遅れたが、地域の方々の支援や見守りもあり、むしろ、効果的なコモンズの役割を果たしていることが救いとなっている。2月中には、間に合わなかった花博の看板を3月までに設置する方向で準備している。

1,植栽予定地の市の赤線(塩田当時の里道)の萱刈、雑木の整理を実施した。

2,財務省所有地の不投棄ゴミ処理後に整地した場所への椿60本の植栽を実施した。

3,宮城県の防風林帯裾への植栽については、事業等から秋以降に実施することとし、予定地等の葛根等の処理を実施した。

4,新規苗床(449.21㎡)の整備を実施、旧苗床(1208㎡)は解約し幼苗等は撤収した。

5,松島町第二小学校でのESD学習として、2級河川田中川の水質、生き物、植物等を題材とした野外学習を教員・生徒等18名で実施、発表会は教育委員会、教員、生徒46名で実施。SDGsの考え方や情報についても説明。活発な質問がかわされた。

6,野蒜海岸近くの苗床を利用したビオラとパンジーの花壇づくりを実施した。予定日が数度変更の中、コロナ禍の問題で関係者だけの植栽となったことが残念である。

7,植樹した木が小さいと、刈り払い作業の被害に遭いやすいことから、幼木を保護するサバイブポットを試作し、一定の効果が確認できたので5年度より使用できる

8,松島町の教育委員会を通じで、5年度から始まる幼保一体の施設整備において、周辺の森の整備と花壇などの整備、子どもの教育支援の依頼があったので、今後、花の持つ豊かさを十二分に発揮・吸収できるような施設整備づくりを進めていきたい。

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