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花博自然環境助成事業

令和4年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 福興浜団〔福島県〕
事業名 菜の花迷路一般開放と菜の花畑整備
事業の実施場所 福島県南相馬市原町区萱浜地区
事業の実施期間 今回計画 :令和 4年4月~令和5年2月 (助成対象期間) (全体計画:令和3年9月~令和5年6月)
事業の概要 東日本大震災による津波で全て流された南相馬市原町区萱浜地区に、菜の花畑を造成し、そこに迷路を作り、GW期間中に一般開放する。菜の花迷路には親子連れからお年寄りまで、市内はもちろん県内外から多くの人に訪れてもらい、楽しみ、笑顔になってもらうとともに、津波被害を受けた地区の現状を見て、知ってもらう。
成果の要約

新型コロナウィルス感染拡大に留意し、菜の花の育成から迷路作成、一般解放を行いました。 屋外でのアクティビティということもあり、おかげさまで多くの方にご来場いただきました。

■~2022年4月

菜の花迷路一般開放準備(告知チラシ作成、イベント出演者調整、迷路資材調達、配布、SNS

告知開始、アトラクション内容検討・決定、受付スタンプカード作成、各種誘導看板作成・設置、駐車場除草、ライン引き、ロープ貼り等)

▽菜の花迷路作成(迷路コース線引き、抜草しコース作り、スタートゴール看板設置等)

■2022年4月29日~5月5日/菜の花迷路一般開放

■2022年5月/菜の花迷路片付け(看板撤去等)

■2022年6月~7月/菜種の刈り取り、乾燥、収穫

■2022年9月/菜の花畑の耕うん、瓦礫拾い、肥料入れ

■2022年10月/種まき

■2022年11月/除草

■2023年2月/追肥、除草

新型コロナウィルス発生より3年目、ウィルス感染拡大には注意しながらも、日常も取り戻せるよう、菜の花迷路の一般開放は事前告知もコロナ前とほぼ同様の展開とし、コロナ以降中止していた会場のライブイベント等も復活させました。屋外という「密」になりにくい環境のせいか、おかげさまで多くの方にご来場いただきました。

一方、2023年の一般開放に向け始めた菜の花畑つくりはウクライナとロシアの戦争の影響で燃料代、肥料代などの資材高騰のあおりをもろに受け、経済的な理由により実施中止も検討しましたが、震災以降継続し、皆さんに夢と希望と楽しみを与えてきた菜の花迷路を絶やしてはならない一心で、継続を決断しました。

ここ数年は悪天候や、土嬢の質がばらつき、菜の花の生育にムラが出たり、数多くの雑草に生育を阻まれるなど、新たな課題と向き合いながら作業をしており、自然の共に生きる難しさを痛感しています。

今年も黄色に咲く菜の花が、災害や紛争の犠牲者を鎖魂するとともに、世界平和を願う人々にも届くことを祈りながら引き続き作業してゆきたいと思います。

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