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花博自然環境助成事業

令和3年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 神奈川トンボ調査・保全ネットワーク〔神奈川県〕
事業名 絶滅危惧トンボ類の保全手法の開発普及と現状把握調査
事業の実施場所 北海道~南西諸島
事業の実施期間 2021年4月1日~2022年2月28日
事業の概要 絶滅危惧種Ⅰ・Ⅱのトンボの保護・保全活動を地域の住民・環境団体・昆虫同好会・研究者・日本トンボ学会自然保護委員会と連携して行い、保全手法の開発・検証・普及を行っていく。また、RD種の分布調査を行い、結果を日本トンボ学会自然保護委員会に提供し保全情報として役立てていく。
成果の要約

・福島県内の絶滅危惧種生息調査8/5コバネアオイトトンボ、ハネビロエゾトンボ、マダラナニワトンボの調査、9/26マダラナニワトンボの調査、マダラヤンマの調査、10/4マダラナニワトンボの調査、10/5マダラヤンマ、マダラナニワトンボの調査。
・北上川水系絶滅危惧種生息調査 6/26,7/2、7/11、7/17、7/22、ナゴヤサナエ羽化個体の調査8/27、ナゴヤサナエ成体調査
・北海道固有種生息・環境調査8/28~9/2稚内方面、大雪山、知床方面、網走方面、
・小笠原諸島固有種生息環境調査11/11~11/15母島;ハナダカトンボ調査、弟島;オガサワラアオイトトンボ、ハナダカトンボ、シマアカネ調査
・青森県マダラヤンマ幼虫生息調査6/7~6/10、
・新潟県希少種生息調査10/9~10/10、保全作業;マダラナニワトンボの産卵場所創出のための草刈り、調査活動;マダラナニワトンボの産卵に飛来数調査
・先島諸島南方系生息調査4/19~4/24 西表島、石垣島、沖縄本島;幼虫調査
・与那国・西表希少種生息調査、5/17~5/21、7/1~7/10与那国島、西表島、石垣島;幼虫・成虫調査
・広島県・岡山県北部ダビドサナエ属幼虫生息調査11/30~12/2
・兵庫ハネビロエゾトンボ調査7/26~7/28
・愛知県まつやまため池群生中生息調査し調査10/4~10/6 
・長野県希少種生息調査8/3~8/4八ヶ岳茶水の池 ;エゾトンボ属調査8/7~8/11日和田高原 ちんまが池;エゾトンボ属調査
・静岡県磐田市・浜松市遠州浜ベッコウトンボ調査・保全 5/2~5/3、ベッコウトンボ生息調査、保全作業、12/12ベッコウトンボ産卵場所の拡幅作業、
・神奈川県内絶滅危惧種調査・保全 二つ池;5/10、6/15、7/7、マツモ・カンガレイ増殖作業 相模湖PFビオトープ;4/11,6/20,9/12外来種駆除作業・植生管理作業
・福島県内の絶滅危惧種生息調査;コバネアオイトトンボは確認できたが、マダラナニワトンボ、マダラヤンマ、ハネビロエゾトンボは確認されなかった。
・北上川水系絶滅危惧種生息調査;ナゴヤサナエの幼虫、羽化殻、成体を確認

・北海道固有種生息・環境調査;エゾアカネ、ヒメリスアカネ、ムツアカネ、クモマエゾトンボを確認。
・小笠原諸島固有種生息環境調査 母島;ハナダカトンボ成虫・幼虫が確認。弟島;オガサワラアオイトトンボ、ハナダカトンボ、シマアカネが確認
・青森県マダラヤンマ生息調査;、1か所でしかマダラヤンマ幼虫を確認することができなかった。
・新潟県希少種生息調査 保全作業;マダラナニワトンボの産卵場所創出のための草刈りを行った。調査活動;マダラナニワトンボの産卵に飛来した数を60秒ごとに数えた。今年は減少していた。 
・先島諸島南方系生息調査 西表島;チビカワトンボ、コナカハグロトンボ、ワタナベオシロサナエの幼虫を確認。石垣島;ヤエヤマサナエ、タイワンウチワヤンマ、ヒメハネビロトンボ、ベニイトトンボの幼虫を確認。沖縄本島;リュキュウトンボ、ハネビロトンボ、リュウキュウハグロトンボの幼虫を確認。
 ・高知ミナミヤンマ調査;ヒロシマサナエ、ヒメクロサナエ、エゾトンボ、オニヤンマ、ミルンヤンマの幼虫を確認。
・兵庫ハネビロエゾトンボ調査;ハネビロエゾトンボの産卵,縄張り飛翔を確認
・愛知ナニワトンボ調査;ナニワトンボ、タイリクアカネ、オオキトンボ、ノシメトンボ、リスアカネ、ナツアカネ、カトリヤンマの成虫を確認。 
・長野県希少種生息調査;エゾトンボ類の調査であったが確認できず。
・ベッコウトンボ調査・保全 ベッコウトンボ人工池のリセット作業、産卵場所の拡幅作業、ベッコウトンボの採卵
・神奈川県内絶滅危惧種調査・保全 二つ池;マツモ育成ネット、カンガレイ増殖コンテナ設置、育成状況確認、台風で壊れたマツモ育成ネットの修理、相模湖PFビオトープ;アメリカザリガニの駆除用アナゴ籠の設置駆除、スイレンの駆除、ビオトープ周辺の植生管理を行った。

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