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花博自然環境助成事業

令和3年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人里山再生と食の安全を考える会〔茨城県〕
事業名 里山から花とみどりあふれる地域づくり
事業の実施場所 茨城県つくば市中野地区
事業の実施期間 令和3年4月~令和4年2月
事業の概要 景観保全のため花とみどりあふれる地域づくりを目指し、植栽・栽培・収穫体験を行い、収穫した野菜等を使って、食育を行いながら、食育の一環として注目されている野菜等・ハーブを栽培します。復興の一環として里山整備をし、そこに広がる畑の土壌分析を行いセシウムの数値をはかります。
成果の要約

復興の一環として森林保全活動を行い、里山の伐木・下刈り・ゴミ拾いなどをしてきました。里山だけではなく、そこへ広がる畑、田、川を残していけるような環境整備にも力を入れてきました。グリーンツーリズム事業として、道路沿いに花、畑には野菜を栽培しました。思うように育たないものがありましたが、沢山収穫できたものもありました。収穫体験等は行うことができませんでしたが、保全活動の際、野菜を収穫し、昼食で美味しく頂きました。また、畑は水はけを良くするため暗渠作業を行いました。粘土質の土のため撹拌を繰り返しました。現在、育苗器で苗づくりをしています。
また、畑の土壌分析を行い放射性物質(セシウム等)の数値をはかりました。

遊休里地が荒れ、景観を損なってしまうのを回避するため、少しでも復興活動として関わっていきたいという思いでやってきました。里山には鳥や虫、沢山の山野草が見られるようになりました。畑についてはグリーンツーリズム事業を通して、予定回数以上に行うことが出来ました。
親子で触れ合える収穫体験は実施することができませんでしたが、収穫の際、作業協力頂いている会員の方々が家族で参加してくれました。里山保全活動にも参加して頂き、楽しい時間を過ごして頂きました。
復興の一環として里山整備をし、そこに広がる畑の土壌分析として、放射性物質(セシウム等)の数値をはかりました。結果は不検出でした。
震災当初、活動付近はホットスポットが多くあり、その頃はまだ里山も畑も荒れていました。
当時土壌分析していたら、放射性物質は検出されていたかもしれません。
分析したことによりこれから安心して美味しい野菜・きれいな花を栽培していけます。そして、地域の人々が集う場となるよう里山から花とみどりあふれる地域づくりを目指し、維持管理していきます。
今後も持続可能な地域づくりを模索していきます。

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