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花博自然環境助成事業

令和2年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 吉里吉里花いっぱい運動実行委員会〔岩手県〕
事業名 吉里吉里花いっぱい運動
事業の実施場所 吉里吉里フィッシャリーナ及び吉里吉里地区内の花壇
事業の実施期間 令和2年4月~令和3年2月
事業の概要 東日本大震災の被害を受けた吉里吉里フィッシャリーナに桜を植樹し、復興の象徴として、再び人が集まるにぎわう場所を創る。
成果の要約

通年行政の環境整備課との打ち合わせ、植樹場所の確認および手続き、町内住民への周知活動、肥料や苗、機材の購入や日程の調整などの準備を行った。
令和2年 5/31~6/2 植樹場所周辺の草刈り作業、植樹する木の手入れ
・植樹場所周辺の草刈り作業を実施したあと、仮植えしている桜の木の手入れ作業を行った。植樹する場所まで持ち運びやすいように、長く伸びた枝を切断した。
11/3 植樹準備
・バックホーを使って土づくりや穴ほり作業を行った。砂利が混ざっていた土から、さくらに適した黒土に入れ替えた。穴掘りはバックホーがメインだが、手作業でも行った。
11/8 植樹作業
・26本の紅しだれ桜を植樹した。根付くまでロープなどで支え、倒れないような対策をとった。
11/6、12/11 吉里吉里地区内の花壇整備活動  
・実行委員会メンバーでもある各自治会会長(越郷会・花道育成会)が呼び掛けて地区内の花壇に苗植えを行った。
1/24 吉里吉里地区内の桜の剪定
・吉里吉里駅前に佇む桜の剪定作業を行った。病気になっている(テングス病)の枝を取り除き、4月にきれいな花を咲かせるように準備した。
2/26~28 植樹後の手入れ
・2/16に発令された暴風警報、植樹した木々がほとんど倒れてしまった。
バックホーを使って穴を深めに堀り直し、改めて植え直した。角材で添え木をして、強風にも負けないような対策を行った。

【実施成果】
コロナ禍で祭りの中止や集会の自粛などから、人と会って話す機会が減り、地域住民同士のつながりがさらに希薄になっていたが、密にならないよう、屋外で各自マスクなどの対策を講じた中での作業となった。
計26本の桜が植樹でき、延べ141名の地域住民が参加し実施することができました。
2月中旬の暴風でなぎ倒されてしまったものの、事業期間内に直すことができた。倒れた後の対処方法も参加者内で共有でき、勉強になった。
花壇整備活動では、主に地域の女性たちが中心となって花苗の配置などを決めた。高齢者の散歩道、小中学生の通学路沿いでもあり、通りすがりの住民が笑顔になっている姿が印象的だった。
駅前の桜の剪定は、住民からの要望での作業を行った。斜面に位置しているため、多くの地域住民から見える大きな桜で、春を楽しみにしている声があがった。

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