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花博自然環境助成事業

令和2年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) NPO法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子〔和歌山県〕
事業名 孟子不動谷ユネスコ未来遺産運動
事業の実施場所 海南市孟子不動谷
事業の実施期間 令和3年4月~令和4年3月
事業の概要 幼稚園児(もうこさとやまようちえん)、小学校(わんぱくクラブBコース、中学生(県立向陽中学校理科部・わんぱくクラブ中学生コース)が、未来遺産登録地・孟子不動谷において、里山遊び・自然観察・調査研究を行い、年度末(令和3年3月)に開催するシンポジウム「生物多様性フォーラム」において発表を行います。
成果の要約

(1)わんぱくクラブBコース
  募集人員は、コロナの影響により8名に縮小して開催しました。
  定例活動日は10時参集12時解散。孟子不動谷で各自観察テーマに沿って昆虫や植物の観察・採集・標本作成・スケッチを行いました。
  令和3年4月24日  6名参加で開催しました。
  令和3年5月22日  8名参加で開催しました。
  令和3年6月26日  6名参加で開催しました。
  令和3年7月24日  6名参加で開催しました。
  令和3年8月28日  5名参加で開催しました。
  令和3年9月25日  7名参加で開催しました。
  令和3年10月23日  6名参加で開催しました。
  令和3年11月27日  3名参加で開催しました。
  令和3年12月25日  3名参加で開催しました。
  令和4年1月22日  5名参加で開催しました。

(2)もうこさとやまようちえん
  募集人員は、コロナの影響により8名に縮小して開催しました。
  定例活動日は10時参集12時解散。孟子不動谷で里山遊びを行いました。
  令和3年4月10日  6名参加で開催しました。
  令和3年5月8日  7名参加で開催しました。
  令和3年6月5日  6名参加で開催しました。
  令和3年7月10日  2名参加で開催しました。
  令和3年8月11日  荒天のため中止になりました。 
  令和3年9月11日  5名参加で開催しました。
  令和3年10月9日  3名参加で開催しました。
  令和3年11月13日 1名参加で開催しました。 
  令和3年12月11日 3名参加で開催しました。
  令和4年1月8日  1名参加で開催しました。

(3)県立向陽中学校理科部
  クラブ員は25名。今年度は孟子不動谷内に定置カメラ3台を設置し、哺乳動物の調査を行いました。
  令和3年4月17日  18名参加で開催しました。
  令和3年5月29日  21名参加で開催しました。
  令和3年6月12日  14名参加で開催しました。
  令和3年7月31日  19名参加で開催しました。
  令和3年11月16日  14名参加で開催しました。
  令和3年12月4日  11名参加で開催しました。
・コロナの影響で県立自然博物館の学芸員の出張が大きく制限され、招聘できませんでした。
・コロナ(オミクロン株)の影響で、3月にフォーラムを行えなくなり、4月3日にリモートで発表会のみを開催する予定です。

コロナの影響により、募集人員が大幅に縮小されたり、県立自然博物館の学芸員招聘や一同に会してのシンポジウム開催を回避せざるを得ないなど、残念なことはありましたが、少ないながら子どもたちの募集し、孟子不動谷の里山環境のなかで、元気いっぱい遊んだり、様々な小動物との触れ合い体験が行えたので、参加した子どもたちは貴重な会見ができて有意義であったと思っています。
今回向陽中学校理科部が行った定置カメラ設置による調査により、孟子不動谷内でニホンカモシカ(うし科:特別天然記念物)、ニホンジカ(しか科)が孟子不動谷で初記録されました。孟子不動谷にような標高100m前後の低地で確認されるのは極めて珍しく、県下でも非常に貴重な確認例となりました。
また、今回購入させていただいた標本作成の道具は、今年度募集人員が少なくかなり余りましたが、今後未来遺産運動を継続する中で昆虫標本を作りたい子どもたちに向け有意義に使用させていただきます。

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