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花博自然環境助成事業

令和元年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 琵琶湖博物館はしかけグループ虫架け〔滋賀県〕
事業名 滋賀県内の昆虫類の分布及び生態調査
事業の実施場所 滋賀県
事業の実施期間 2019年4月1日から2020年2月27日
事業の概要 滋賀県内各所において昆虫類の分布調査及び生態調査を実施し、県内に生息する子昆虫類の種数の概要を明らかにする。また、経年継続することにより、滋賀県内の昆虫類の多様性を標本やデータとして記録し、広く社会に発信する。
成果の要約

滋賀県内の昆虫の分布を調査することを目的に、2019年度は10箇所で実施する事ができた。調査箇所は県内を万遍なく調査できるように心がけて実施した。調査の結果、滋賀県初記録の昆虫がメンバー個々人の活動結果も含めて64種確認できた(滋賀県では2018年に県内の昆虫目録が公開されており、これに掲載されていない昆虫を初記録種としてカウントした)。一部の種については外部専門家に同定を依頼する事により、初記録である事が明確になった。なお不確定種も15種あり、今後も初記録種は増える可能性があると思われる。
7月14日には、琵琶湖博物館の生活実験工房の行事に参加及びサポートを行い。一般の方向けに、昆虫採集教室を開き、48名の方に参加いただいた。琵琶湖博物館内の昆虫を採集し、また顕微鏡での観察を行った。県内で同様の催しが少ないこともあり、参加者からは感謝を伝えられ来期も開催することを約した。
10月19及びに20日に開催された滋賀県立琵琶湖博物館「びわ博フェス」でのポスター展示で年内の活動報告を行い、県内初記録種の標本写真とそのリストを公開した。「びわ博フェス」には二日間で5500人が来訪し、滋賀県に生息する昆虫について、多くの人に関心を持ってもらう事ができた。
11月24日には、琵琶湖博物館の生活実験工房の行事において参加及びサポートを行い。「土の中の虫たち」と題し、県内の数ヶ所であらかじめ採取した土をふるいにかけて落下した虫を吸虫管で採集するという活動を行った。土の中から多くの昆虫が見つかる事に、参加者からは驚きの声が聞かれた。この時の参加者は50名を数えた。
野外での調査活動の一部については、それまでの準備や打ち合わせにもかかわらず、荒天により中止とせざるをえないものもあった。9月及び10月の夜間採集や琵琶湖博物館内の森での夜間採集が台風や雨のために取りやめになった事は残念であった。
今年度の活動の中で、他の博物館や昆虫調査グループと連携した調査も開始する事ができ、活動は広がりを見せ始めている。

滋賀県内の昆虫類の分布及び生態調査04 滋賀県内の昆虫類の分布及び生態調査02 滋賀県内の昆虫類の分布及び生態調査03 滋賀県内の昆虫類の分布及び生態調査01