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花博自然環境助成事業

令和元年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 神奈川トンボ調査・保全ネットワーク〔神奈川県〕
事業名 絶滅危惧トンボ類の保全手法の開発普及と現状把握調査
事業の実施場所 関東・中部・東海・甲信越・四国・南西諸島・小笠原諸島
事業の実施期間 2019年4月1日~2020年2月29日
事業の概要 RDⅠ・Ⅱのトンボの保護・保全活動を地元の住民・環境団体・昆虫同好会・研究者・日本トンボ学会自然保護委員会と連携して行い、保全手法の開発・検証・普及を行っていく。また、RD種の分布調査を行い、結果を日本トンボ学会自然保護委員会に提供し保全情報として役立てていく。
成果の要約

現状把握調査
1.小笠原では母島・兄島は冬季干ばつによる影響が甚大であった。
2.亜高山地帯への低地性トンボの進出は温暖化による現象のようである。
3.各地でナツアカネが見られず、今回の調査でナツアカネの激減が顕在化していることが認識された。
4.岐阜県ではマダラナニワトンボの減少が続いている。要因の一部とみられるネオニコチノイド系農薬との関連を確かめるべく採水を行い、研究者にサンプルを提供した。
5.各地で人の手による管理がなくなり、遷移が進み樹木で覆われた暗い池、ヨシの繁茂で開放水面のなくなった池・湿地が増えるに従い止水性のトンボが減少している。
※小笠原の現状については環境省に報告し、トンボ池の環境も含めたメンテナンスの必要性を伝えた。

保全手法の開発・普及
1.マダラナニワトンボの保全のための草刈り(産卵場所の創出)を村上市で実践し、阿賀町で紹介することにより地域住民とともに保全活動を行えるようになった。
2.ベッコウトンボの保全のためのアンペライ掘削による環境再生試験を行っている。
3.環境保護団体と積極的に協働活動を行うようにして、ネットワーク活動を通して保全手法を普及している。

マダラナニワトンボ保全作業(新潟県阿賀町・新沼)19.09.22 (18) ベッコウトンボ調査(静岡県磐田市鶴ヶ池)20.04.22. マダラナニワトンボ保全作業(新潟県阿賀町・新沼)19.09.22 (23) マダラナニワトンボ保全作業(新潟県阿賀町・新沼)19.09.22 (3) 中信ヤゴ調査(長野県乗鞍高原)20.08.08.