<整備・保全活動による緑地内の変化> 当該緑地はこれまで外周のみの除草作業(年2回)であり、竹の浸食も深刻であった。 本活動により定期的に整備が入ることによって、環境が改善し活用が行われるようになった。 竹は資材として活用することで、浸食を抑制するとともにプレーパークの発展に貢献している。 定期的に整備が入ることによって人の目が向くようになり、周辺道路からの不法投棄が減少するという副次的な効果も表れている。
<プレーパーク実施による効果> 参加児童とその保護者へのアンケートでは、プレーパーク参加によって児童の身体的・精神的成長を感じるという意見が多くみられた。身体面では「体幹」「器用さ」、精神面では「チャレンジ精神」「探求心」の向上が特に顕著であった。斜面林という地形や、竹工作に代表される遊び、緑地内での自然を活かした遊びが影響を与えていると思われる。
<大学生・高校生の参画> 各教育機関へのアプローチにより、地域の大学生・高校生がスタッフ参加。 府立枚方高校の生物飼育部は12月より活動へ参加し、次年度からは部活動の一拠点として緑地内の植生・生物調査および参加者児童への解説を担当してもらう事となった。
<都市景観大賞/優秀賞> 日本全国の都市景観やまちづくりに関する活動を取り上げる都市景観大賞の受賞。 「緑地保全とプレーパークの両立、多世代交流から生まれる技術の伝承」などが評価された。 なお、大阪府下では初の優秀賞受賞となった。 <みどりのまちづくり大賞/奨励賞> 大阪府下で行われている「街が笑顔になるみどりづくりの取組」を表彰する同賞を賜った。
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