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花博自然環境助成事業

令和元年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 公益社団法人園芸文化協会〔東京都〕
事業名 江戸の花プロジェクト・園芸文化を守ろうセミナー
事業の実施場所 セミナー:日比谷コンベンションホール
事業の実施期間 今回計画 平成31年4月~令和2年2月 セミナー:令和元年7月6日(土)
事業の概要 江戸時代に花開いた日本の園芸文化や伝統植物について、幅広い層に広め、世界に誇る日本の文化として園芸文化を未来に継承することを目的に、平成29・30年度に続き、植物、造園、環境等の各団体や愛好会等と連携し、その代表格である「朝顔」を題材としたセミナーを合同開催する。
成果の要約

1.公益3団体および朝顔関係団体、朝顔展実行委員との連携による成果
セミナー実施に際し、前々回・前回に続き、(公社)日本植物園協会、(公財)東京都公園協会の共催、東京朝顔研究会、変化朝顔研究会の協力を得た。加えて今回は各所で行われる朝顔展の実行委員とも連携したが、過去2回の経験と反省を教訓に、それぞれの強みやネットワークを活かした活動ができた。
(1)展示会への波及と後進育成
(公財)東京都公園協会所轄の六義園で朝顔展示を行う、東京都立園芸高等学校をはじめとした農業系の高校や大学の生徒とその指導職員を招待し、知識と技術の普及と後進の育成に努めた。その結果、本セミナー後に行われた東京都立園芸高校の生徒による朝顔展示はとても充実した内容となった。
(2)知識と技術の習得
変化朝顔研究会の全面協力により、変化朝顔の苗2鉢をセミナー参加者に提供した。同様に講師の仁田坂英二氏からもご自身が採種した変化朝顔の種子をご提供いただいた。その結果、参加者はセミナー後変化朝顔栽培をすぐに実践することができるため、セミナーで得た知識をすぐに実践できるため、知識と技術を同時に習得できた。
(3)朝顔文化の伝承
「入谷の朝顔市」など各所で行われている朝顔展の実行委員とも連携し、朝顔展にも足を運ぶよう、積極的に告知を行った。その結果、新客アップにつながり、朝顔文化をより多くの人に伝承することができた。

2.参加者による波及成果 
セミナー参加者は、学生、教員、園芸愛好者、公園ボランティア、朝顔や古典植物、歴史のマニア、学芸員、研究者、出版関係等々と幅広く、セミナーの様子や土産の朝顔苗や種子の栽培記などが参加者それぞれがフェイスブック等のSNS(ソーシャルネットワークシステム)や園芸サイトから発信された。その結果、参加者による広範囲への波及効果を得ることができた。

園芸文化を守ろうセミナーその3 園芸文化を守ろうセミナーその2 園芸文化を守ろうセミナーその1 園芸文化を守ろうセミナーその4