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花博自然環境助成事業

平成30年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 逢瀬さくらの里〔福島県〕
事業名 新名所づくり「出逢いのさくら通り」事業
事業の実施場所 福島県郡山市逢瀬町地内
事業の実施期間 平成30年4月1日~平成31年3月31日
事業の概要 平成29年度の震災を忘れない!逢瀬さくら守り育成事業の継続と、逢瀬川沿いの桜と菜の花、コスモスのフラワーロードが新たな名所「出逢いのさくら通り」として広く発信し、地域の観光振興に寄与するとともに、訪れる人の心の安らぎや潤い、そして出会いの場となる事を目標とする。
成果の要約

日頃から逢瀬さくらの里の会員が桜並木の目を向けて巡回を行ったことで、害虫の初期段階での駆除や支柱の損傷有無、枯れ枝や不要な枝の剪定を行っており、枯損被害も減少している。
また昨年度から不要になった支柱の撤去を行い、施肥を行ったことで幹が太くなり、強風にも耐えられるようになった。一部支柱の撤去出来ない桜もあるが、施肥や剪定を引き続き行い桜の生長のサポートを行いたい。
フラワーロードの整備としてアーコレード並木のコスモスは、播種の範囲を広げたことで花数が多くなり、カメラ片手の散策者も多くなって、二季咲きのアーコレードとともに撮影する多く見られた。また神代曙の並木では、昨年度先進地の視察で訪れた幸手市権現堂公園の菜の花管理を参考に、品種の選定や種まきの方法、播種時期を変えた結果、一斉に芽吹きはじめ、開花も確認することができ4月の桜との共演が楽しみである。
以上の事からも徐々に、桜の管理手法が確立してきている状況であり、自主的な巡回など逢瀬さくらの里の会員の「桜守」としての意識改革も一定の成果が現れていると思われる。
主催事業として3月6日には逢瀬さくら講座を開催し、講師に(一社)日本樹木医会福島県支部の鈴木俊行氏を招いて「福島の桜の名所」~桜を守り、育てるために~桜をテーマに講演を行った。今回は福島を代表する三春の滝桜の治療や、土壌改良、剪定など、今後の桜の維持管理に非常に役立つ話であった。なお、参加者は行政関係者や造園業者、樹木医、もりの案内人の会など専門家も多かったが、一般参加者も多く過去最高の56名の参加者であった。

 桜の植え付け作業その1 桜の植え付け作業その2 コスモス播種 地拵え コスモスの花 草刈り作業その1 草刈り作業その2 草刈り作業その3