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花博自然環境助成事業

平成28年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人社叢学会〔京都府〕
事業名 東日本大震災被災後5年目の東北地方社叢調査
事業の実施場所 岩手県・宮城県・福島県の社叢
事業の実施期間 平成28年7月~平成29年3月
事業の概要 社叢学会が「東日本大震災復興支援事業」として取り組んだ被災地社叢の実態調査をフォローアップし、社叢の変貌状況等を明らかにしてその将来像を探り、地域の復興に役立てる。
成果の要約

被災後、社叢学会が調査した多くの社叢は、この5年間で変貌があると予想されたが、このうち社叢学会がフォローアップしたいと念願していた重要な社叢について、今回の事業で社叢の変貌状況、地域の変化状況がおおむね把握できた。
調査した被災地の社叢は、この5年間で、①良好な状態を保ち続けているもの、②やや衰弱がみられるもの、③津波被害、火災被害等で枯死した樹木を伐採して、社叢の再生を図るべく植樹されているもの、④復興事業の盛り土等により、消滅したもの、などに区分される。
また地域の復興状況は、被害状況を反映してさまざまであった。
社叢学会としては、地域の復興状況を踏まえて、①良好な社叢の保全育成に寄与する、②植樹地の経過観察により、植樹地の維持管理や補植の在り方を探る、③これから取り組まれる予定の社叢再生の方針をアドバイスする、等に資する調査結果が得られたと考えている。
調査結果に関しては、一定の整理をして広く情報公開する予定である。

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