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花博自然環境助成事業

平成28年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 公益財団法人金沢子ども科学財団〔石川県〕
事業名 里山の自然を学ぼう~角間の里山自然体験
事業の実施場所 金沢大学地内 金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」及びその周辺の里山
事業の実施期間 平成28年4月~平成29年1月
事業の概要 金沢市内の里山「角間の里」にて、小学3年生から中学生までの児童生徒に対して、季節ごとの自然観察や、タケノコ堀りや昆虫採集といった体験活動を行う。
成果の要約
  1. 春教室:今年度はタケノコ掘りの場所を2カ所に増やし、体験活動を通して雑木林保全につながっている(竹の間引き)ことを学ぶ機会となった。また、山菜や動植物の痕跡などを観察することで、里山の自然の豊かさに触れることができた。
  2. 夏教室:実際の昆虫採集を通して自然に直接触れ、興味関心を高めることができた。また、標本作りを行う過程で昆虫のからだの構造をよく観察し、それぞれの生物が生存や活動に適した生態となっていることを学ぶことがきっかけとなった。
  3. 秋教室:秋深い里山を散策し、四季の変遷を肌で感じるとともに、里亀山保全への意識を高めることができた。また、里山で採れたドングリなどを使った工作をして楽しんだ。
  4. 冬教室①:雪上に残る足跡や食事の痕跡から動物の種類・行動を推理したり、スノーシューを履いて里山の奥深く探検することで、里山の自然保全への興味関心を育むことができた。また、塩を利用すれば雪でもジュースを凍結させられ、アイスキャンディーになることを学ばせることができた。
  5. 冬教室②:雪上に残る足跡から動物の種類や行動を推理したり、クロサンショウウオの卵のうを見つけたり、ヒツジの顔のように見えるオニグルミの葉痕や人の顔のような葉痕を探すことで、様々な動植物の命を感じ、里山の自然保全への興味関心を育むとともに、親子で自然について話し合う機会を与えることができた。

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