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花博自然環境助成事業

平成28年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 春江大好きプロジェクト〔福井県〕
事業名 小児科となりのセラピーガーデン
事業の実施場所 小児科となりのセラピーガーデン
福井県坂井市春江町随応寺中央303
事業の実施期間 平成28年4月1日~9月25日
事業の概要 小児科外来では心の病を抱える患者やゲームに子守をさせる様な家族が多くなってきた。患者と家族が小児科医院併設のセラピーガーデンで緑や花に触れることにより、病気の治癒力を高め落ち着いた子育てができるようになる。
成果の要約
  1. 小児科外来を受診した患者さんの多くがセラピーガーデンを訪れるようになりました。「セラピーガーデンにいくと気分が良くて元気になるんやって」「もやもやした不安が消えてスッキリ爽やか~って感じ」という声を聴きます。
  2. 小児科医院の中にグリーンや花を置いておくと、お母さんや子どもはいろいろな話をしてくれます。「このお花うちにもかざってあるよ。」「こんな花、こんど花やさんで見つけてこよう」「え、この花がセラピーガーデンに咲いているんですか?見てこなきゃ」。セラピーガーデンを訪れるきっかけになったり、親子の会話がはずんだりしています。
  3. 「みつけたよ」公募展にいろいろな事を書いてきてくれます。ほとんどが絵ですが、ひとこと「蜜蜂が甘い蜜をたくさん食べてたよ。でも蜜蜂が好きな花って決まってるんだね。」「鳥が木の実を食べに来て綺麗な声で鳴いてたわ」等と書き添えてくれます。しっかり自然観察してるなあと感心します。
  4. 外来小児科学会でのパネル展示は大変好評でした。多くの医院さんから「患者さんはどんな反応ですか?」「心身症の患者さんの診察をセラピーガーデンで行うといいかしら?」等など質問が相次ぎました。日本全国で心の病を診察する難しさ・解決の難しさを痛感しているので、セラピーガーデンがその一助となれるのではないかと皆考えています。

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