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花博自然環境助成事業

平成28年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 富士山自然誌研究会〔静岡県〕
事業名 富士山の保護上重要な野生植物の生態と分布調査(2年度目)
事業の実施場所 富士山山域(静岡県、山梨県)
事業の実施期間 今回計画:平成28年4月~平成29年3月 (全体計画:平成27年4月~平成30年3月)
事業の概要 富士山麓に自生する稀少・貴重種の野生植物の文献・資料・現地調査をとおして、生育の現状、生育環境、分布状況等の基礎資料を整備し、富士山の稀少・貴重な野生植物の将来にわたる保護・保全指針を作成する。
成果の要約

本調査、研究は2年度を迎えた。集中的に調査、研究ができ、保護上重要な野生植物の生態と分布調査の成果を得ることが出来ている。特に野外調査は、4月から10月に行われ、積極的に野外調査を実施しており、多くの知見を得ることが出来ている。


冬期は、資料の整理や文献調査、博物館資料、地元植物研究者、愛好家から聞き取り調査等が主になる。これらの成果を、現時点に於ける富士山の自然の基本的な資料として将来に役立てたい。
2年度目に入り、調査の手法や情報、調査の時期等が効率的に実施出来よるうになり、実施効果は良好だった。野外調査が主であり、調査回数を増やすこと、また他の研究者、富士山に関わる事業者(森林管理署など)の方々からの資料、情報は極めて有効であった。分布調査や生態調査は野外活動が成果をもたらすことは明らかで、今年度は述べ4月より10月まで約50日間の調査を実施した。

成果の一部は調査・活動記録として冊子に報告した(冊子参照—富士山の保護上重要な野生植物の生態と分布—)。冬期は、資料の整理や文献調査、博物館資料、地元植物研究者、愛好家から聞き取り調査等が主になる。これらの成果を今日の富士山の基礎資料として将来に役立てたい。

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