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花博自然環境助成事業

平成22年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 淡路花博2010 花みどりフェア アドバイザー委員会〔兵庫県〕
代表者 委員長 中瀬 勲
事業名 日本の花文化の継承と国際化に関するシンポジウム
事業の実施場所 淡路夢舞台国際会議場(メインホール)
事業の実施期間 平成22年5月
事業の概要 19世紀、海外に影響を与えたジャポニズムを再検証し、日本で生まれた独特の花文化の現代的意味を問う。現代の暮らしの中でいかに日本の伝統園芸を継承するか、そのことが21世紀の環境や経済に効果を及ぼし得る可能性を検討する国際シンポジウムを開催する。
成果の要約
  1. 日本の共生の文化・ライフスタイルの根源は、自然の中に生きることへの喜び、感謝から生まれてきたものである。自然がもたらす豊かさの中に生きる日本ならではの文化であることが、時系列で理解していただくことができた。
  2. 声楽家をパネラーに入れることにより、園芸や庭園文化だけでなく、日本人の感覚、物のとらえ方の特色が音楽等あらゆる分野にあらわれているということが理解された。
  3. ブルックリン植物園(ニューヨーク市)で市民により60年以上、盆栽、日本庭園など日本文化が市民により継承されてきている。自然を幾様にも楽しむ日本の花文化が、日本人だけでなく、世界の人々を魅了するものであることが明らかにされた。
  4. 共生の花文化を継承することは、希少植物を保存すること以上に、植物園として重要であるということ、そしてそれらのものが持つ社会文化経済効果を伝えることができた。

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