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花博自然環境助成事業

平成21年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) (特活)地球映像ネットワーク〔東京都〕
事業名 「第9回世界自然・野生生物映像祭」の併催イベント「花と緑の3D」
事業の実施場所 富山国際会議場(富山県)
事業の実施期間 平成21年4月~平成21年9月
事業の概要 富山県を中心とした北陸の「花と緑」を中心にスチールカメラで3D撮影を行い、18年の歴史を持ち、世界からも注目されるアジア最大の野生生物映像祭「世界自然・野生生物映像祭」の併催特別プログラムとして上演した。
成果の要約

上演するスライドの作成のため、まず平成21年4月から8月にかけ、富山の固有種の高山植物や花などを中心に、3D撮影を行いました。立山連峰に咲く高山植物をその主な被写体とし、現地のレンジャーの方にご協力いただき、スタッフと共に立山に登り、撮影をしました。撮影・制作された3Dスライドは、第9回世界自然・野生生物映像祭期間中の平成21年8月20日(木)から23日(日)の間、富山国際会議場内の特別上映館にて一般公開され、子どもたちを中心に、たくさんの観客が来場しました。

普段見慣れている花や高山植物でも、大スクリーン上に現れる色どり鮮やかな3Dによって斬新なインパクトを与えられた観客の皆さんは、立体映像を楽しみつつも、身の回りの自然の情景に対する思いをあらたにしたようでした。特に子どもたちは、目の前に浮き出てくる不思議な映像に思わず手を出して触れようとするほど、興味をひかれたようでした。

感動は身の回りの自然を守ろうとする大きな力です。この意味で、次代を担う子どもたちへ美しい地球を残そうという意識を喚起できたことは、大変大きな成果でした。子どもたち自身も、素直に自然への驚きを受け入れ、「自然との共生」や「環境」への理解を深めてもらえました。3D撮影の方法に興味をもち、詳細について尋ねてこられた方もいれば、映像祭中に行ったアンケート調査でも、映像祭プログラム中、本企画が最も面白かったという声も多数聞かれ、様々な面で大きな成功であったといえます。

なお、今回作成されたソフトは、各教育機関などの要望があれば貸し出しを行い、少しでも多くの方に体験していただけるようになっています。

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