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花博自然環境助成事業

平成21年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 中津川むらづくり協議会〔山形県〕
事業名 「ゆり」と食をテーマに自然と共生した暮らしから限界集落を考える調査研究事業
事業の実施場所 山形県西置賜郡飯豊町大字上原469を中心にした中津川地区内
事業の実施期間 平成21年5月~平成22年3月
事業の概要 むらづくり協議会に組織した検討委員会でひめさゆりと山ゆりの自生状況を調査し、山形大学、置賜農業高等学校飯豊分校、フォレストいいで、アル・ケッチャーノ等との連携が図られ、食材としての魅力とともに、栽培のノウハウを研究するに至り、今後は町と協同し地域の産業に発展させる方向を見出した。
成果の要約

ひめさゆりと山ゆりの自生分布の状況把握を行うことで、地区内で以前の中津川地区の景観やひめさゆりと山ゆりが咲き誇っていた様子、生活と自然との関わりが会議や聞き取りで話されるようになった。これまで研修等をとおして学習や検討を行ってきた自然と共生した暮らしや地域経済のあり方などについての調査活動を行うことで、その理解が深まったと考えられる。
また、ひめさゆりは、山ゆりとともに貴重な地域資源、地域の宝であると位置づけ、情報発信することができた。今回の調査において、山形大学をはじめとした関係者と連携することにより、今後この地域資源を利活用するための方策を検討していく基盤が出来上がったことは大きな成果である。
特に地元の高校と大学が連携して栽培の技術開発をサポートする体制ができ、ゆり根を食材として利用できる目途が立った事によって、地元に保存と栽培の機運が育った。こうしたことから、草刈を入念に行い保全する取り組みが発生するなど、高齢者中心の集落にあっても役割意識を持った活動が展開され始めている。
地域資源として地元の経済にも影響を与える「ゆり」が咲き誇る豊かな景観を取り戻し、今後も多様な主体の参加と協力のもと、限界集落の再生に努力していきたい。