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花博自然環境助成事業

平成20年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 亀岡植物誌研究会〔京都府/亀岡市全域〕
事業名 亀岡市植生調査
事業の実施場所 亀岡市全域
事業の実施期間 平成20年4月~平成21年3月
事業の概要 4月から11月までの毎月、第2、第4日曜に植生調査を実施して標本とリストを作成する。この成果を、亀岡の地質、淡水魚、シダその他の論考とともに、21年3月、『亀岡の自然』5号に収録、発刊した。
成果の要約

『亀岡の自然』第5号までの発行によって当会が目標とする『亀岡植物誌』の完成にむけて大きく前進し、双子葉植物 合弁花類の17科まで進む中、本誌発刊により多様な提言を頂き、より正確な記述につながることとなっている。(例:5号103ページ「ヌマダイコンとオカダイコン」など)。
『亀岡の自然』は、発行後、国立国会図書館、京都府立資料館、その他全国の研究機関に発送し、亀岡市の各学校にも配布の準備が進められ、それぞれの研究・学習に供している。

今号では元消防士による「樹木の防火能力を探る―防火樹を身近なものに」と題するユニークな研究を収録したが、栽培植物についても紙面を割き、こんごも植物を始めとする自然界の多様な側面を取り上げることになっている。
毎月第4日曜に行った社叢調査は、そのリストを社叢学会に提出し、各寺社の保全に役立てられることを期待しているが、昨年、島根県において開催された社叢学会総会に当会津軽代表が招かれ、全国でも類のない継続調査とその成果に対して上田正昭・社叢学会理事長より謝意を受けた。

関連成果物(公表した論文、活動の写真等)

『亀岡の自然』2009年3月第5号

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表紙

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抜粋