花博自然環境助成事業
平成20年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) |
樹形研究会〔茨城県/国立科学博物館筑波実験植物園〕 |
事業名 |
樹木のフェノロジー調査とその手法開発プロジェクト |
事業の実施場所 |
国立科学博物館筑波実験植物園 |
事業の実施期間 |
平成20年4月~平成21年3月 |
事業の概要 |
フェノロジー図鑑(日本産樹木の600種記載2500pp.を想定)作成のための調査。すでに15年以上にわたってデータを蓄積しており、具体的にその出版を目指して、再確認・再検討を中心とする調査である。 |
成果の要約 |
- 樹形研究会会員15名が、茨城県つくば市、埼玉県滑川町「武蔵丘陵森林公園」と「秋ケ瀬公園(さいたま市)」、千葉県我孫子市、長野県軽井沢市、日光植物園、三重県一志町、富山県中央植物園、長野県中野市、東京都新島(以上本年度追加の調査場所)において、各人10種前後の調査樹種を選定。原則週1回の観察を行い、1種につき毎回
①30項目以上のチェック ②事象の詳細な記述、および描画 ③①についてデータベース化、グラフ化 を行った。 - 沖縄県西表島での調査(外部委託)を行い、熱帯地方における貴重な観察データを加えることが出来た。
来年度からは北海道での調査も行う(今年度調査指導を行った)。 - 調査樹種が18年度および19年度と併せて300種を超え、事業目的である「生きた植物の通年観察に基づくデータ」が蓄積されてきた。
- 全国各地で当プロジェクトに賛同する会員が増え、フェノロジー図鑑(日本産樹木の600種記載2500pp.を想定)作成のための基礎データの蓄積、データ解析の検討が大きく前進した。
関連成果物(公表した論文、活動の写真等)
西表島調査指導の様子
雌株の開花(両性化)
芽吹きと未熟果
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