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花博自然環境助成事業

活動・行催事助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 社団法人 木曽三川水源造成公社〔岐阜県〕
代表者 理事長 古田 肇
事業名 水源林見学会
事業の実施場所 岐阜県郡上市大和町内ヶ谷字下平  公社所有山林内
事業の実施期間 平成19年8月11日
事業の概要 当公社の設立目的である「水源林整備」の大切さを啓発・普及する目的で、岐阜県、愛知県、三重県内に在住する小学生とその保護者を対象に、当公社所有山林内において間伐や自然観察を体験してもらう事業です。
成果の要約

揖斐、長良、木曽の三大川、いわゆる木曽三川を水源としている岐阜県、愛知県、三重県内に在住している小学生とその保護者を対象に、当公社が造成している水源林内で間伐体験や自然観察を行う「水源林見学会」への参加者を募集したところ、予定人数を大きく上回る89組255名もの応募がありましたので抽選して22組62名の方々を参加者として選びました。
当日、JR岐阜駅からマイクロバス3台で郡上市大和町地内にある当公社所有山林に案内し(車中では、添乗する公社職員が配布した資料により森林の働きや山での仕事について、また公社の役割等を説明します。)、植林して高さが10m程に成長して混み合ってきたスギやヒノキを、のこぎりを使って間引きする間伐体験や水源の見学、草木の名称や特徴の教示、谷川での散策、木登り等の自然観察を実施しました。
参加した子供達にとって奥深い山中に入ってからの未舗装でガードレールもない道路(山林作業用の道)、のこぎりを使って自分の力で実際に木を切る(間伐体験)、名前も知らなかった木々の匂い、味などの特徴を体感したり、谷での冷たい水遊び、木登り等(自然観察)、全てが初めての体験ではなかったかと思います。
帰路の車中で、今回の見学会に対するアンケートを配布して、後日返送してもらいました内容から、公園のような人工的自然ではない本当の林業の現場の中で、このような体験をしたことによって、「自然の大切さ」、「山の大切さ」、「水の大切さ」をあらためて実感、認識し、このような水源林整備の必要性や重要性、また、これを実施している公社の役割等に対して理解が得られたものと思います。

関連成果物(公表した論文、活動の写真等)

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