PROJECTS 助成・協働事業

調査研究・行催事等助成事業

平成18年度助成事業 成果概要の報告

事業名
熊本城築城400年記念 熊本城内植物相調査
助成対象者
熊本博物館植物同好会
事業の実施場所
調査:熊本城敷地内 作業:熊本博物館(いずれも熊本市内)
事業の実施期間
平成18年4月~平成19年3月
事業の概要
熊本城は2007年で築城400年を迎えた。その節目である2007年にむけて、我々は2003年から4年間、熊本城内の植物相を調査してきた。その成果を、出版物「熊本城の植物」にまとめ、広く一般へ還元する。
成果の要約

平成18年度は熊本城一帯の植物(主に樹木)相調査と、出版物「熊本城の植物」の発行およびその準備を行った。活動実績は59日間で、のべ806名だった。

熊本城一帯の植物相調査では、2003年からの4年間で約500種の植物を確認し、1,574枚の植物標本を作成した。また、国指定の天然記念物「藤崎台の樟群」や天守閣前の大銀杏などの巨樹については、その分布位置と樹高、胸高直径の測定も行った。本や展示会に使用するための写真資料については、この調査城に生育する植物の9割の種について揃えることができた。

出版物「熊本城の植物」の発行に関しては、A5サイズ、192ページ、フルカラーのものを2,220部作成した。この本は、花が目立つものは花の色からも調べられるようにし、植物を利用した遊びや料理も載せているので、子どもや植物に興味のない方にも親しみやすくした。また、植物に関するコラムや似た植物の区別点なども入れてあり、植物を知っている人でも興味のある内容にした。熊本城に生息する植物は身近で見られる植物とほとんど同じなので、学校の教材としても十分に役に立つと考えられる。新年度には、熊本市内の全小・中学校に無料配布を予定している。

また、本の最後の方では21ページにわたり、この4年間の調査で確認された植物と50年前~30年前に行われた他の4つの調査で確認された植物の一覧表(約850種)を掲載した。このリストは、50年間での植物の遷移を知る上で、とても重要なリストになる。

関連成果物
  1. 出版物「熊本城の植物」 熊本博物館植物同好会熊本城植物調査チーム編集・著