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| 授賞理由 |
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オセアニア地域における民族生物学の調査研究に基づく自然と人間との共生への提言− バロー教授は、幼時を南太平洋のフランス領ニューカレドニアで過ごした体験に基づき、フランス本国のトゥールーズ大学を卒業後、1940年代から60年代にかけて約20年間、ニューカレドニアを拠点として、太平洋全域の島々に存在する有用植物と島の人たちとの生活を中心とする民族生物学の調査研究に取り組んだ。 |
| 受賞者の紹介 |
| 1947年 | トゥールーズ大学卒 |
| 1947年〜1952年 | ニューカレドニア農政局長・ニューカレドニアを拠点に、南太平洋の島々の民族生物学研究に着手 |
| 1951年 | オセアニアにおける食用植物の起源、分布、利用に関する論文により博物学の博士号を取得 |
| 1964年〜1965年 | 米国エール大学人類学科・生物学科 植物科学担当客員教授 |
| 1965年 | パリ国立自然史博物館民族植物学・民族動物学部門 担当副館長 |
| 1975年 | 第12回国際植物科学会議(レニングラード) 民族植物学部会議長 |
| 1981年 | パリ国立自然史博物館教授 (民族生物学・生物地理学研究所) 第13回国際植物科学会議(シドニー)名誉副会長 |
| バロー教授は南太平洋のニューカレドニアで幼年時代をすごしたが、その体験がもととなり、太平洋の島々について強い関心をもつようになった。そしてフランス本国で大学を卒業したのち、ニューカレドニアを拠点として、約20年間にわたり、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアなどオセアニア地域に属する島々の自然と人たちの暮らしについて、さまざまな角度から民族生物学的な調査研究をおこなった。 とくに、太平洋の島々の食用植物に関する研究は、国際的に高い評価をうけている。 1965年に研究の場をフランス本国に移してからも、太平洋での研究をもとに、人間と食糧をテーマとして、全地球的な視点から自然科学と人文・社会科学の両面にわたる総合的な考察を試みるなど、ユニークで意欲的な研究をつづけ た。 |